広瀬中佐 文部省唱歌 一、轟く砲音(つつおと) 飛び来る弾丸(だんがん)。 荒波洗う デッキの上に、 闇を貫く 中佐の叫び。 「杉野は何処(いずこ) 杉野は居ずや。」 二、船内隈なく 尋(たず)ぬる三度(みたび)、 呼べど答えず、さがせど見えず。 船は次第に 波間に沈み、 敵弾いよいよ 辺りに繁(しげ)し。 三、今はとボートに 移れる中佐、 飛び来る弾丸(たま)に 忽(たちま)ち失せて、 旅順港外 恨みぞ深き、 軍神広瀬と その名残れど。
ホームページリサイタル目次へ戻る